古き良きアメリカ
2010年よりマジョリカブラウンという茶色のホーロー色が復活したわけですが、それではありません。1991年にお客様に納めた初期型のイントレピッドⅡです。今では懐かしの一品。18年ぶりに売り手であるウッドストックストーブへ戻ってきました。
勿論、古いモノですから仕上げのホーローはあちこち欠けて痛んでいます。しかし、基本的な構造はしっかりしたまま。まだまだ現役を続けられる程度を保っていました。
背面のプレート類が今とはまったく違います。この初期のモデルの特徴としてキャタリティックコンバスター(触媒)が背面から出し入れできることがあります。従って、二次燃焼室も前後が逆。パーツも今のモノとは違います。
ドアガラスは全面ではなく、上半分しかありません。しかし、ガラスは二重になっていて1枚も割れていませんでした。丁寧に分解して清掃。
発売時の『1987』年の刻印が炉内のファイヤーバックに刻まれています。錆は出ていますが品質の高い鋳物は溶けることもなく原形を維持。お客様が丁寧に使われていたこともありますが、現状パーツ交換の必要もない姿は当時の製品が丁寧に作られていたことを感じさせられました。
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