鋳物は重いんですよ
押し入れは人が歩く場所ではないからして床根太は貧弱であると予想はしていたものの、実際にこうやって開けてみるとその細さに改めて驚く。3x4cm程の断面だろうか、その上に5mmの合板が床板として貼られている。どうりで作業しているだけでもギシギシするわけだ。これでは薪ストーブは載せられない。
薪ストーブの設置工事は、既築で行う場合も多く、床の耐荷重は重要なポイントだ。軽くても100kg、重いものになれば200kg以上もある製品もあり、更に煙突も載るからしっかりとした床が求められる。
大工ではないので、必要な材料の調達と加工はホームセンターを頼ることとなる。西へ一時間強走ると、プロも御用達のジョイフル本田があるので利用する。木材一本切るにしても、手鋸で切るより機械で裁断して貰えれば精度は高い。しかし、折角の精度も家が歪んでいて合わず苦心もあるのだが(汗)
床材の下地としてよく使われるものだ。サブロク板のままでは車に載らないので適当なところで切ってあるから、それに合わせて根太の位置を調節する。軽トラが欲しいですな。
3寸角の杉材に欠き込みを作り、既存の細い根太の間に更に取り付けていく。それにしても床下の懐が深い。構造補強の為に一部鉄骨の梁があるせいなのか建物外壁側の集成梁の高さは30cmもありそうだ。そしてふわっと昔々のグラスウール断熱材が載っている。ほぼ意味なし…。
黒い薪ストーブが映える床板は白系。そう思い、考えていたところにジョイ本でアウトレットの床材を見つけて購入する。一見して大理石のような柄だが、実態は樹脂である。ただ、かなり硬い素材で傷にも強いという説明で決断。フローリングは一坪単位の販売が普通だから余りは腰板にも使おうということになった。問題は耐熱性能だが、背面は安全距離を十分にとる。床は、薪ストーブにボトムヒートシールドがあれば熱の心配はあまりない筈だ。
北側の床は、8年前にリフォームした際に貼り替えたもので店舗用の木目調シートである。南側は、建設当時のままのモザイク調の木製床材。そして真ん中が大理石調…。支離滅裂のようでもあるが、まあそのうち慣れるでしょう?段差無しのバリアフリーにしたくもこの二部屋の床レベルが元々違い断念したのであった。
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