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February 2013

February 25, 2013

煙突が短いということ

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シングル煙突1m
断熱二重煙突1.75m
合計2.75m

バーモント・キャスティングスの指針では、アンコールで径6インチの場合、最低の煙突長は5mが条件だ。そこからか計算すると55%の長さしかないのが現状。煙突の長さの推奨値は、全部が一緒というわけではなく、その薪ストーブの構造や設計上想定された煙突の太さによるので、4mというメーカーもあれば、4.5mと言う人もいる。それに加え、気圧も条件のひとつ。標高が高い地域では、より長い煙突を必要とする。(1,000mにつき二割増し)

ドラフトが弱い、という印象はぬぐえない。経験則では、ストレートに立ち上げた場合、6mあると、いかにも着火時に「引いてる」感触があるのだが、そうではなくドラフトが起こるのを少し待つというレベル。ただ、屋根面からの上の高さもけしてあるわけではないが、それでも風圧帯にはかかっていないようで、逆流するようなことは無いのが救い。なので、焚きつけには、それ相応の準備が必要で、十分に乾燥した細薪を用意して最初の立ち上げを丁寧にすることが肝要。

水平燃焼をしてからの安定度は、若干劣るような気もするが、サーモメーターをよく見ながら微調整。それより、排出される煙と臭いが都会では気になる。冬は北風が多く、真南だと公園側に煙は流れていき、近隣のお宅の洗濯物に直接なびくことはないにしても、もう都会では「煙い」という言葉は無い位、誰も火を燃やすことがないので、こちら側としても気になるポイントだ。

触媒モデルは、ダンパーを閉めることで煙りの流れる通り道をコントロールできるから、それプラス空気の流入量を極端に減らすと、燃費を稼ぐことができる。燻るか燃えるかのギリギリまで火を落とせるからだ。一方、これがクリーン・バーン機だとそうはいかない。ただ、そこで燃費重視の余り温度を下げてしまうと煙は出る。ある程度、つまり最低でも250℃以上を保った状態にしておかないと…というジレンマが都会ではあると思う。あまりサーモスタットを絞れない。

より、薪の乾燥度は気にする必要があると思う。湿った薪だと、てきめんに煙は出る。なので、そこはとても重要。ネスターマーティンのカタログに、「薪ストーブの性能は、99%薪の性能である。」と書かれていたのを思い出した。そうです、その通りです。十分に乾燥させた薪を使おう。

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アンテナやら各種電線が立ち並ぶ中。

次のシーズンは、プラス1m足そうと思う。屋根上で足すしかないので、それには屋根面に対してなんらかのステーを張る必要があるけれど、歩く人から「煙突がある」ということも見せたいし。今は、かなり遠くへ引かないと見えないのだ。と言うのも、見えないとどこから煙が?と思う人もいるだろう。実は、近所のおばちゃんが「煙いけど、どこ?」と隣近所に訊いて回っている姿を見て、これはイカンなぁ…、と。煙を火事と勘違いされては困る。都会ならではの気遣いも必要だと感じる。

室内も、シングルから断熱二重煙突に変えるかもしれない。そして、来る次のシーズン前には何か小型のクリーン・バーン機を導入して、煙突は分岐させて二台並列で比べてみる…、なんていうのもいいかもしれない。(暑くて倒れそうだが)

今年の冬は、ホント寒かった。でも、それも東京では間もなく終わり。

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February 21, 2013

耐震補強工事3

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ユニック付きかと思いきや、なんと手作業であった。

名古屋で製作されたフレームが2t車に載ってやってきた。暫く、道路を勝手に占有して荷下ろしである。スチール製で肉厚のそれは、二分割されているとはいえ70kgもある代物で、建物と塀の間に滑り込ませるのに一苦労。それでも都市部の現場ではトラックを横付けできるだけマシなのかもしれない。

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既に取り付けが終わっているベースにボルトで留めていく。

ベースは正確に位置を決めておかないと、フレームはまったく融通が利かない素材だから精度が要求される。それでも、梁に取り付ける部分だけが決めてあって、縦方向は留めるところがなく、またフレーム下部もフリーだからあとはいかに垂直を出すか、そこだけに注意すればいい。とは言え、ミリ単位で微調整しながら締めていく作業は職人の技が要求される。

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予め作ってある鉄筋と絡ませる。

下部は、フレームに取り付けた鉄筋と一体にして新たに基礎を作って固定する。既存の基礎と繋げて建物の一部とする前段階。しかし…見学のみの施主は寒くて寒くて、雪がちらちらと舞う日。

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一方、こちらは南面。同様にフレームを立ち上げる。

フレームの幅よりずっと広い基礎を作る理由は、建物の強度上有効な柱まで繋げたいからだ。上は、軒天を破って梁に繋げていく。見学に来ていた一級建築士の義理の兄は、思ったよりしっかりとしたフレームですね、と言い、一方私の相方さんは、意外に華奢な鉄鋼ね、と。見る人によってまったく違う印象だから面白い。因みに、このフレームはメッキ仕上げでこれ以上の塗装はしない。シルバーに光る鉄骨の柱。

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次の日、フレーム下に新しい基礎の型枠を作る。

今日も小雨混じりだ。例によってあんなこともこんなこともできる棟梁中心に現場合わせで型枠が作られていく。外側に土嚢を積んで支えの棒を取り付け完成。

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ミキサー車到着。ポンプ車は来ない。

0.75立米しか頼まなかったのが不満?なのか、雨で機嫌が悪いのか、「こんな小さな入れ物じゃ直ぐに溢れて流し込めねぇよ。」と文句タラタラのミキサー車運転手。この業界の現場な人は、意外に人当たりのいい職業人が多いのだが、彼は違うようだ。しかし、それをさらっと流して結局作業を進めさせる現場監督の度量に感服(笑)言い合ったら負けをよく知っている。

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バケツリレーとはこのこと。

コンクリートの流し込みに時間の余裕はない。どんどんバケツリレーで狭い型枠の中に流し込んで棒で空気を抜いていく。昔は、こんな寒い日だと固まらないどうこう…てなこともあったけど、今では気温に応じて固めるスピードをコントロールできるようになり、雪が降ろうと関係ない。

暫くは養生。
次はいつ来るのか?

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February 16, 2013

耐震補強工事2

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アンカーを埋め込むところまで一日半。

駐車場の土間コンクリートの厚さは予想よりかなり厚く、鉄筋こそ入っていないとはいえ斫る作業はなかなか大変そうであった。布基礎の深さは約50cmとこれまた結構深い。コンクリートというのは、作る時は流し込むだけだが、壊すのは相応の機械が無いとできない作業。何故か、あの目立つ色のHILTIのサービスカーが来ていたが、監督さんに訊けば新しい機械のデモにやってきたらしい。いいんだけど、高いんだよねぇ…、と。

自分の仕事でも、煙突を支持する場所がモルタルやコンクリートの場合もある。アンカーを楽に、しかし強固に施工する方法を日々考えていたりするので、現場の方々の話はなかなかためになる。

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産廃は2t車一杯になった。

南面、西面、合わせて出たコンクリートと土は相当な量だ。
いよいよ、週明けにはフレームを設置するらしいので楽しみである。

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