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February 21, 2013

耐震補強工事3

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ユニック付きかと思いきや、なんと手作業であった。

名古屋で製作されたフレームが2t車に載ってやってきた。暫く、道路を勝手に占有して荷下ろしである。スチール製で肉厚のそれは、二分割されているとはいえ70kgもある代物で、建物と塀の間に滑り込ませるのに一苦労。それでも都市部の現場ではトラックを横付けできるだけマシなのかもしれない。

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既に取り付けが終わっているベースにボルトで留めていく。

ベースは正確に位置を決めておかないと、フレームはまったく融通が利かない素材だから精度が要求される。それでも、梁に取り付ける部分だけが決めてあって、縦方向は留めるところがなく、またフレーム下部もフリーだからあとはいかに垂直を出すか、そこだけに注意すればいい。とは言え、ミリ単位で微調整しながら締めていく作業は職人の技が要求される。

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予め作ってある鉄筋と絡ませる。

下部は、フレームに取り付けた鉄筋と一体にして新たに基礎を作って固定する。既存の基礎と繋げて建物の一部とする前段階。しかし…見学のみの施主は寒くて寒くて、雪がちらちらと舞う日。

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一方、こちらは南面。同様にフレームを立ち上げる。

フレームの幅よりずっと広い基礎を作る理由は、建物の強度上有効な柱まで繋げたいからだ。上は、軒天を破って梁に繋げていく。見学に来ていた一級建築士の義理の兄は、思ったよりしっかりとしたフレームですね、と言い、一方私の相方さんは、意外に華奢な鉄鋼ね、と。見る人によってまったく違う印象だから面白い。因みに、このフレームはメッキ仕上げでこれ以上の塗装はしない。シルバーに光る鉄骨の柱。

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次の日、フレーム下に新しい基礎の型枠を作る。

今日も小雨混じりだ。例によってあんなこともこんなこともできる棟梁中心に現場合わせで型枠が作られていく。外側に土嚢を積んで支えの棒を取り付け完成。

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ミキサー車到着。ポンプ車は来ない。

0.75立米しか頼まなかったのが不満?なのか、雨で機嫌が悪いのか、「こんな小さな入れ物じゃ直ぐに溢れて流し込めねぇよ。」と文句タラタラのミキサー車運転手。この業界の現場な人は、意外に人当たりのいい職業人が多いのだが、彼は違うようだ。しかし、それをさらっと流して結局作業を進めさせる現場監督の度量に感服(笑)言い合ったら負けをよく知っている。

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バケツリレーとはこのこと。

コンクリートの流し込みに時間の余裕はない。どんどんバケツリレーで狭い型枠の中に流し込んで棒で空気を抜いていく。昔は、こんな寒い日だと固まらないどうこう…てなこともあったけど、今では気温に応じて固めるスピードをコントロールできるようになり、雪が降ろうと関係ない。

暫くは養生。
次はいつ来るのか?

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